「家事ラクって聞いたけど、ウチには本当に必要?」
「デザインは素敵でも、地震に弱くならないか心配…」
「家具を置く壁がなくなるって、それってどうなの?」
そろそろ賃貸も手狭になってきて、「家賃を払うのがもったいない」と家探しを始めたあなた。
ネットで「おしゃれな家」「暮らしやすい家」なんて検索すると、必ず目にするのが「回遊動線」って言葉ですよね。
「行き止まりがなくて家事がスムーズ!」
「開放感があって家族の繋がりが深まる!」
なんて耳にすると、もう理想のマイホームに必須アイテムだと思っちゃいますよね。
でも、ちょっと待ってください。
本当に、その回遊動線、あなたの暮らしに合ってますか?
「家は人生で一番高い買い物」って言うけど、契約書にハンコを押した瞬間がゴールじゃないんです。
そこから何十年も続く生活が幸せであって初めて、「良い仕事をした」と言えるはず。
実は、私もかつて利益優先の会社の方針と、お客様への想いの間で板挟みになり、苦しい思いをした経験があります。
だからこそ、今は組織のノルマに縛られず、「お客様にとってのリスク」を先に伝え、将来後悔しない選択肢だけを提案するというスタンスを貫いています。
住宅展示場で出会う営業マンの勢いに圧倒され、「本当に今買っていいのか?」「騙されていないか?」って夜な夜な不安を抱えているあなたへ。
専門用語が分からず、営業マンに舐められないように必死で武装しているけれど、本音では「誰か、損得抜きで相談に乗ってくれる人はいないか」と探しているあなたへ。
このブログを通じて、営業トークの裏側にある真実や、プロしか知らない落とし穴をすべて公開し、あなたが安心して「人生の拠点」を選べるようにサポートしたいと本気で考えています。
20年のキャリアがある親戚のおじさんだと思って、ゆっくり読んでいってくださいね。
今日は、みんなが憧れる「回遊動線」の、ちょっと耳の痛い「真実」と、それでも諦めずに「賢く取り入れる方法」を、ぜーんぶお話しします。
この記事を読めば、あなたはもう、住宅営業マンの甘い言葉に惑わされることはありません。
安心して、あなたの理想の家づくりを始めることができるでしょう。
さあ、一緒に後悔しない家づくりの「落とし穴」と「賢い回避術」を見ていきましょう。
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回遊動線って、ぶっちゃけ何?メリットと「うわさ」を紐解く
「回遊動線」って言葉、最近の家づくりではもう定番ですよね。
簡単に言うと、家の中をぐるぐる行き止まりなく移動できる間取りのことです。
キッチンから洗面所へ、洗面所からリビングへ、リビングから寝室へ…みたいな感じで、いろんな部屋に複数の入り口や通り道があるイメージですね。
たとえば、スーパーの店内を思い浮かべてみてください。
入り口から入って、通路を順路通りに進んで、出口から出る。
でも、特売品だけ見たい時とか、急いでる時に「ここ、通れないの!?」ってイライラすること、ありませんか?
回遊動線がある家は、まるでスーパーの通路が全部繋がっていて、好きなところから好きな場所に行けるような感じなんです。
「最短ルート」を自由に選べるから、家事が劇的に楽になるって言われていますよね。
回遊動線の「いい話」はホント?具体的なメリットをおさらい
多くの人が回遊動線に魅力を感じるのには、ちゃんと理由があります。
代表的なメリットは、こんな感じですね。
1.家事効率が爆上がり!時短にも繋がる
これ、一番言われることじゃないですか?
「キッチン→洗面所→お風呂」や「キッチン→パントリー→ダイニング」みたいに、関連する場所が繋がっていると、物の移動や人の動きが本当にスムーズになります。
たとえば、料理をしながら洗濯物を回して、そのまま干しに行く、なんて動きがパパッとできちゃいます。
私もお客様からよく聞くんですけど、「回遊動線にしてから、朝のバタバタが減った!」とか、「子どもが小さいうちは、リビングから洗面所まで一直線で行けるから、本当に助かる」っていう声が多いです。
特に、30代後半の共働きのご夫婦だと、朝の時間って本当に貴重ですもんね。
少しでも家事の負担が減るのは、大きなメリットです。
2.開放感が生まれて、家が広く感じる
壁が少ない分、視覚的に空間が繋がって見えます。
LDKを中心にぐるっと回れる間取りだと、奥まで見通せるから、実際よりも広々と感じる効果があるんです。
閉塞感がなくて、気持ちよく過ごせる空間になりますよね。
3.家族のコミュニケーションが増える?
動線が複数あることで、家族がお互いの存在をより身近に感じやすくなります。
たとえば、子どもがリビングで遊んでいても、キッチンからすぐに声が届いたり、見守りやすかったり。
自然とリビングを通る機会が増えるので、会話も生まれやすいかもしれません。
4.来客時にも便利
友達が遊びに来た時でも、お客さんを通すルートと、自分たちが使うルートを分けられることがあります。
LDKを通らずに、直接洗面所やお風呂へ案内できる動線なんかは、プライベート感を保ちつつ、スマートなおもてなしができますよね。
5.災害時にも意外なメリットが!
これはあまり言われないことですが、複数の出口や通り道があることで、万が一の災害時など、緊急時に避難経路が増えるという安全性も持ち合わせています。
一つのドアが塞がれても、別のルートから逃げられるというのは、いざという時に大きな安心感に繋がります。
ね、こうやってメリットを並べると、回遊動線ってやっぱり魅力的ですよね。
「うちも絶対に取り入れたい!」って思う気持ち、すごくよく分かります。
でも、プロとして20年以上この業界にいる私からすると、「ちょっと待った!」って言いたくなる部分も、正直あるんです。
「便利さの裏側」に潜む落とし穴:回遊動線の本当のデメリット
お客様の「こんな家にしたい!」っていう熱い想いを聞くのは、本当に嬉しいことです。
でも、営業トークで語られるメリットの裏には、プロだからこそ知っている「落とし穴」があるのも事実なんです。
特に回遊動線の場合、その「便利さ」と引き換えに、住まいの根幹に関わる重要な要素が犠牲になってしまう可能性があるんですよ。
デメリット1:あなたの家の「骨格」が弱くなる可能性?耐震性とのシビアな関係
これが、一番心配なポイントです。
「回遊動線って壁が少ないんでしょ?それって地震に弱くなるんじゃないの?」
って、あなたは勘の良い方ですね。まさにそこが、プロとして真っ先に懸念するところなんです。
なぜ回遊動線は壁が少なくなるのか?
回遊動線というのは、複数の部屋や空間をぐるっと繋ぐために、本来壁となる部分にドアやアーチ開口、引き戸などが連続して設けられることが多いんです。
結果として、壁の面積が少なくなってしまう傾向があるんですよ。
壁が少ないと何が問題なのか?「耐力壁」って何だ?
家にとって、壁は単に部屋を仕切るだけのものではありません。
特に重要なのが「耐力壁(たいりょくへき)」と呼ばれる壁です。
これは、地震や台風のような水平方向の力に抵抗して、家が倒れたり壊れたりするのを防ぐ、いわば「家の骨格」となる壁なんです。
この耐力壁がしっかり配置されていないと、家はグラグラと揺れてしまい、最悪の場合、倒壊してしまうリスクが高まります。
建築基準法では、家の大きさや構造に応じて「これだけの量の耐力壁を設けなさい」というルール(壁量計算)が定められています。
さらに、「家の重心と、耐力壁の重心が偏っていないか(偏心率)」や、「バランス良く配置されているか(四分割法)」といった、耐力壁の「量」だけでなく「配置」も非常に重要になるんです。
回遊動線のためにドアや開口部が増えると、必然的にこの「耐力壁」の量を確保するのが難しくなったり、バランスよく配置するのが難しくなったりするケースがよく見られます。
結果として、法律ギリギリの耐震性になってしまったり、部分的に弱い部分ができてしまったりするんですね。
「うちの家、大丈夫かな?」って心配になりますよね。
正直な話、ここを安易に考えてしまうと、将来「あの時、もっとしっかり考えればよかった…」と後悔することになりかねません。
デメリット2:家具を置く壁がない?生活しにくい間取りになることも
「ドアだらけで、家具を置く壁がなくなるんじゃないか?」
その疑問、ごもっともです!
回遊動線、特に部屋と部屋を繋ぐ動線が多い間取りだと、壁の大部分が通路やドアになってしまうことがあります。
ソファやテレビ、どこに置く?
リビングにソファを置きたい。
寝室にはベッドを。
壁掛けテレビにしたいけど、そのための壁がない…。
いざ生活を始めてみたら、「あれ?ここには何も置けない」「コンセントの位置が中途半端」「想像していたレイアウトができない」なんてこと、よくあるんです。
大型家具って、壁に沿って置くのが基本ですよね。
それができないと、生活動線が家具で遮られたり、部屋がごちゃごちゃして見えたりする原因になります。
私のお客様の中には、間取りを決める段階で家具の配置まで深く考えていなくて、完成後に「リビングに大きなテレビ台を置いたら、通路が狭くなっちゃった…」って後悔された方もいらっしゃいましたね。
収納計画も難しくなる
壁が少ないということは、壁面収納や本棚、食器棚などを置くスペースも限られるということ。
収納が足りないと、結局ものが散らかりやすくなります。
特に共働きのご夫婦だと、忙しい中で効率よく片付けるには、しっかりした収納計画が欠かせません。
「おしゃれな家」と「暮らしやすい家」は、必ずしもイコールじゃないんです。
見た目の良さばかりに気を取られて、実際の生活での使い勝手を疎かにしてしまうと、毎日がストレスになってしまいます。
デメリット3:プライバシーってどうなる?来客時に困ることも
回遊動線は開放感がメリットと言われますが、裏を返せば「プライベートな空間が減る」ということでもあります。
たとえば、LDKを中心にぐるっと回れる間取りの場合、どこにいても家族の気配を感じやすいのは良いことです。
でも、来客時に、お客さんがトイレに行くためにリビングを横切って、さらにキッチンや洗面所の近くを通るような動線だと、ちょっと気まずい思いをすることもありますよね。
また、思春期のお子さんがいる家庭では、個室以外に落ち着ける場所が少なくなると、「自分の居場所がない」と感じてしまうこともあるかもしれません。
ライフステージの変化を見越して、ある程度のプライバシーを保てる間取りを考えることも大切です。
デメリット4:冷暖房効率が悪くなる?光熱費に影響も
壁が少なく、空間が繋がっているということは、空気が動きやすいということ。
これは、夏は冷気が逃げやすく、冬は暖気が逃げやすい、ということにも繋がります。
もし、リビングとダイニング、キッチン、廊下などが回遊動線で一体になっている場合、部屋を区切って冷暖房を使うことができません。
結果として、家全体を温めたり冷やしたりするのに余計なエネルギーが必要になり、光熱費が高くなる可能性があります。
高気密・高断熱の家であれば、その影響は小さくできますが、それでも間取りの工夫で冷暖房効率を上げることは可能です。
「便利さ」だけでなく、「家計」にも影響する部分ですから、ここはしっかり検討しておきたいところですね。
デメリット5:ニオイや音が広がりやすい
キッチンで調理したニオイが家中に広がってしまったり、リビングのテレビの音が、離れた部屋まで響いてしまったり。
壁が少なく、空間が繋がっている回遊動線では、このようなニオイや音の問題も無視できません。
特に、魚を焼いた時のニオイとか、揚げ物をする時の油のニオイって、換気扇を回してもなかなか手強いですよね。
それが家中に充満してしまうと、ちょっと憂鬱になってしまいます。
また、家族それぞれの生活音も、遮るものがないと気になりやすいものです。
夜勤明けの夫が寝ている隣で、子どもがリビングで遊んでいて音が気になる、なんてケースも考えられます。
ここまで聞いて、「え、回遊動線って、そんなにデメリットがあるの…?」って、ちょっとがっかりしたかもしれませんね。
でも安心してください。
プロの目線で「落とし穴」を指摘するのは、あなたが後悔しないためです。
デメリットをしっかり理解した上で、それでも「回遊動線にしたい!」という気持ちがあるなら、ここからは「どうやって解決していくか」をお話ししていきます。
「それでも回遊動線にしたい!」安心と便利さを両立させる賢い家づくりの秘訣
ここまで回遊動線のメリットとデメリットについて、ちょっと耳の痛い話も含めてお話ししてきました。
それでも、「やっぱり、あのスムーズな家事動線は諦められない!」って思っているあなたへ。
大丈夫です。適切な対策と工夫をすれば、安心で便利な回遊動線を実現することは十分に可能です。
重要なのは、「やみくもに取り入れる」のではなく、「賢くデザインする」こと。
私の20年以上の経験から、安全と便利さを両立させるための秘訣を、具体的にご紹介しますね。
秘訣1:設計初期段階で「構造計算」と「家具配置」を徹底シミュレーション
家づくりで一番大事なのは、何よりも「設計の初期段階」です。
間取りのアイデアが固まってきたら、すぐに建築士さんにこうお願いしてください。
「耐震壁量の計算と、耐力壁のバランスをちゃんと確認してください」
回遊動線を希望するなら、構造計算専門家による壁量計算や耐力壁のバランスチェックを必ず実施してもらいましょう。
建築基準法で定められた最低限の壁量だけでなく、「耐震等級3」を目指すことを強くおすすめします。
耐震等級3は、消防署や警察署など、災害拠点となる建物と同等の耐震性です。
これだけの強度があれば、「回遊動線だから地震に弱いかも…」という不安を払拭できますし、将来の資産価値にも繋がります。
設計士さんは、あなたの希望を叶えつつ、法律を遵守するのが仕事です。
「回遊動線にしたいけど、耐震性は絶対に譲れない」と、あなたの要望をはっきりと伝えることが重要ですよ。
プロは、その上でどうすれば両立できるか、知恵を絞ってくれますから。
「主要な家具を置いた時のイメージを、図面で確認してください」
ソファ、ダイニングテーブル、ベッド、テレビボード…
あなたが今使っている家具や、新居で買いたい家具のサイズをリストアップして、設計図面の上に配置するシミュレーションをしてもらいましょう。
「デッドウォール(有効壁面)」、つまり「家具を安定して配置できる壁面」を意識的に設けることが、快適な暮らしには不可欠です。
どこに何を置くか、コンセントはどこに必要かまで、具体的にイメージすることで、「入居後に後悔…」なんてことを防げます。
これは、私がお客様に必ずお願いしていることです。
「間取り図って、最初は真っ白な状態だから、家具を置くとどうなるか想像しにくいですよね。
だから、一緒に家具のレイアウトも考えていきましょう」って。
そうすると、お客様も「あ、ここには棚が置けないんだ」「ここにソファ置いたら、通路が狭くなっちゃうね」って、具体的に気づくことができます。
秘訣2:壁の代わりに「構造的に強い要素」で耐震性を確保する
「壁が少ないなら、どうやって耐震性を高めるの?」
良い質問ですね!
実は、壁以外にも、家の強度を高める方法はいくつかあるんです。
「門型フレーム」や「ラーメン構造」で大空間を実現
これはちょっと専門的な話になりますが、大きな開口部や壁の少ない空間を作るために、「門型フレーム」や「ラーメン構造」といった構造補強の方法があります。
- 門型フレーム: 柱と梁を強固に接合して、門のような形にした構造体のこと。壁がなくても、フレームが地震の揺れを受け止めてくれます。
- ラーメン構造: 柱と梁が一体となって建物を支える構造で、鉄骨造やRC造(鉄筋コンクリート造)でよく用いられます。木造住宅でも、部分的にラーメン構造を取り入れることで、壁の少ない大空間を実現できます。
これらの技術を使えば、希望する回遊動線を確保しつつ、必要な耐震性をクリアできます。
ただし、その分コストは上がりますので、予算と相談しながら、設計士さんとじっくり検討してください。
「制震ダンパー」や「耐震金物」で揺れを抑える
耐震性を高めるには、「地震の揺れに耐える(耐震)」だけでなく、「地震の揺れを吸収する(制震)」という考え方もあります。
- 制震ダンパー: 地震の揺れエネルギーを吸収する装置です。壁の中に設置したり、柱と梁の間に組み込んだりすることで、揺れを低減し、建物の損傷を防ぎます。
- 耐震金物: 柱と梁の接合部を強化したり、基礎と柱を固定したりする金物です。見えない部分ですが、家の強度を飛躍的に高める重要な役割を担っています。
これらの部材を上手に組み合わせることで、回遊動線による壁の減少を補い、安心できる住まいを実現できますよ。
秘訣3:「部分的な回遊動線」や「フレキシブルな間仕切り」を活用する
「全部を回遊動線にするのは、やっぱり不安かも…」
そう感じたら、「部分的に回遊動線を取り入れる」という選択肢もあります。
本当に必要な場所にだけ回遊動線を
たとえば、キッチンと洗面所、ファミリークローゼットだけを繋ぐ回遊動線にする。
リビングは独立した空間にして、耐力壁をしっかり確保する。
このように、家族の生活スタイルに合わせて、本当に家事効率が上がる部分だけに回遊動線を限定することで、デメリットを最小限に抑えられます。
リビングや寝室など、落ち着いた空間にしたい場所は、しっかりと壁を設けてプライバシーや耐震性を確保する。
そして、家事動線に関わる部分だけは回遊できるようにする、というバランスの取り方です。
「可動間仕切り」や「大型引き戸」で空間をフレキシブルに
「壁は欲しいけど、開放感も捨てがたい…」
そんな時は、「可動間仕切り」や「大型引き戸」を活用するのも手です。
普段は開け放して回遊動線として使い、来客時やプライバシーが必要な時は閉める。
そうすることで、一つの空間が二つの表情を持つようになります。
例えば、リビングと隣接する和室や書斎を大型引き戸で繋ぐ。
普段は開けておけばリビングが広く使えますし、来客時は引き戸を閉めて個室として使うことができます。
お子さんが小さいうちは、開け放して遊び場として使い、成長してからは個室として使う、なんて柔軟な使い方も可能になりますね。
これは、家族のライフスタイルの変化にも対応しやすい、とても賢い方法です。
私もお客様には、「お子さんの成長に合わせて間取りを変えられるように、こういう引き戸はどうですか?」ってよく提案しますね。
秘訣4:「造作家具」や「壁面収納」で空間を有効活用
「家具を置く壁がない問題」への解決策は、ずばり「間取りに合わせて家具を作る」ことです。
造作家具でデッドスペースをなくす
市販の家具ではサイズが合わないような隙間や、壁の少ない空間でも、造作家具ならぴったりフィットする収納を作ることができます。
例えば、テレビボードを壁いっぱいに造作したり、通路の壁のくぼみに合わせた飾り棚を作ったり。
そうすることで、空間を無駄なく活用し、すっきりと美しいインテリアを実現できます。
それに、造作家具は部屋全体のデザインと統一感を持たせられるので、より洗練された印象になりますよ。
壁面収納で「見せる収納」と「隠す収納」を両立
「壁面収納」は、文字通り壁一面を使った収納のこと。
これを計画に組み込むことで、壁が少ないデメリットを逆手に取り、大容量の収納スペースを確保できます。
一部をオープンにして「見せる収納」にしたり、扉をつけて「隠す収納」にしたりと、使い方も自由自在。
リビングの壁面収納であれば、テレビを組み込んだり、家族の写真を飾るスペースを設けたりと、機能性とデザイン性を両立できます。
これなら、「家具を置く壁がない!」と悩む必要はなくなりますね。
むしろ、空間に合わせてオーダーメイドの収納を作ることで、既成の家具では叶えられない、あなただけの特別な空間が生まれます。
秘訣5:断熱性・気密性もセットで考える!省エネ性能も両立
回遊動線による冷暖房効率の低下が気になるなら、家全体の断熱性・気密性を高めることで、その影響を最小限に抑えられます。
高気密・高断熱はこれからの家づくりの「当たり前」
いくら間取りが良くても、夏は暑く冬は寒い家では快適とは言えません。
壁や窓、天井、床下など、家全体の断熱性能を上げ、隙間風が入らないように気密性を高めることで、外気温の影響を受けにくい魔法瓶のような家になります。
これにより、冷暖房のエネルギー消費を抑えられ、回遊動線でも快適な室温を保ちやすくなりますし、何より日々の光熱費を大きく節約できます。
「家づくりは一生に一度」なんて言われるけど、その後の「住み心地」や「家計」に直結するのが、この断熱性・気密性なんです。
長期的な視点で見れば、初期費用が多少かかっても、高気密・高断熱の家にする価値は十分ありますよ。
全館空調も視野に
高気密・高断熱の家と相性が良いのが「全館空調システム」です。
これは、家全体を一台のエアコンで快適な温度に保つシステムで、回遊動線のような開放的な間取りでも、温度ムラなく快適に過ごすことができます。
導入コストはかかりますが、一年中どこにいても快適な暮らしが手に入るのは、大きな魅力です。
秘訣6:信頼できる「建築のプロ」をパートナーに選ぶ
ここまで、回遊動線のデメリットとその対策についてお話ししてきました。
正直、「こんなに考えることあるの…?」って、ちょっと頭が痛くなったかもしれませんね。
でも、安心してください。
これらの難しい判断を、あなた一人で背負う必要はありません。
だからこそ、信頼できる「建築のプロ」をパートナーに選ぶことが、何よりも重要なんです。
あなたの不安に寄り添い、リスクを明確に伝えてくれるか
「お客様にとってのリスク」を先に伝え、将来後悔しない選択肢だけを提案する。
これが、私があなたに伝えたいメッセージの核です。
住宅営業マンの中には、契約を急がせるために、メリットばかりを強調し、デメリットやリスクを曖昧にする人も残念ながら存在します。
でも、本当にあなたのことを考えてくれるプロは違います。
あなたの理想を聞きつつも、「この動線にすると、耐震性はこうなります」「家具はここに置けなくなりますが、それでも大丈夫ですか?」と、耳の痛い話も愛を持ってズバリと伝えてくれるはずです。
そして、デメリットを指摘するだけでなく、その解決策や代替案を具体的に提案してくれる人が、あなたの本当のパートナーになります。
構造計算や法的要件を遵守し、創造性を発揮してくれるか
建築士には、あなたの要望を尊重しつつ、構造計算や法的要件を遵守しながら、安全性と利便性を両立させるソリューションを提案する責務があります。
「回遊動線にしたい」という要望に対し、「うちは構造的に難しいからできません」で終わらせるのではなく、「こういう方法なら実現できますよ」と、創造性と専門知識を駆使して提案してくれる建築士を選びましょう。
私の自慢は「売上トップ」を取ったことではありません。
「あなたから買ってよかった」と言われ、10年後にリフォームや住み替えの相談で再び私を頼ってきてくれるお客様の数が社内で一番多いことなんです。
それは、私がお客様に正直に、リスクも含めて全てを伝えてきた結果だと信じています。
だから、あなたも、ただ「家を売ってくれる人」ではなく、あなたの「人生の拠点」を一緒に考え、守ってくれる「パートナー」をじっくりと探してくださいね。
まとめ:回遊動線で後悔しないために、今日からできること
回遊動線は、確かに家事効率を上げ、開放感をもたらす魅力的な間取りです。
でも、その便利さの裏には、耐震性の問題や家具配置の制約、プライバシー、冷暖房効率など、見過ごせないデメリットが隠れていることも分かりました。
「目先の便利さ」だけにとらわれて、「住まいの本質的な価値」である安全性や長期的な居住性を犠牲にしてしまっては、後悔することになりかねません。
「なんだか難しくて、結局どうすればいいの?」って思ったあなたへ。
今日、これだけは覚えて帰ってください。
回遊動線で後悔しないための、3つのポイント
- 不安なことは「プロ」に全部ぶつける!
「本当に今買っていいのか?」「騙されていないか?」って夜な夜な抱えている不安を、信頼できる建築士や設計士に、遠慮なく全部話してください。彼らはあなたの疑問を解決し、具体的な解決策を提示してくれる、あなたの味方です。 - 「耐震等級3」と「家具配置」は、絶対に妥協しない!
家族の命を守る耐震性は、何よりも優先すべき事項です。回遊動線を取り入れるなら、構造計算を徹底し、耐震等級3を目指しましょう。そして、具体的な家具の配置をイメージし、図面上でしっかり確認してください。 - 「部分的な採用」や「柔軟な工夫」で、賢く取り入れる!
すべての場所を回遊動線にする必要はありません。本当に便利になる部分だけに取り入れたり、可動間仕切りや造作家具を活用したりすることで、デメリットを抑えつつ、回遊動線のメリットを最大限に享受できます。
家は、ただの「箱」じゃありません。
家族の命と時間を守り育む「器」であり、あなたの大切な「人生の拠点」です。
私の長年の経験から言えるのは、「お客様の不安な表情が、鍵をお渡しする日に笑顔に変わる瞬間こそが私の原動力」だということ。
この経験知を、ネット上の誰か(あなた)のために惜しみなく使いたいと本気で思っています。
家づくりは、知らないことだらけで不安になるのは当たり前です。
でも、一人で抱え込まずに、私のような「不動産業界に詳しい親戚のおじさん」だと思って、いつでも相談してください。
あなたの理想の家づくりが、後悔のない、最高の物語になることを心から願っています。

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