「高い買い物だったのに、結局意味なかった…?」
停電が来て初めて知る、蓄電池の「本当の力」にがっかりしていませんか?
人生最大の買い物「家」の安心を、もう一度見つめ直しましょう。
こんにちは、不動産・住宅業界で22年間、お客様の「人生の拠点選び」をお手伝いしてきた者です。
僕がこのブログを始めたのは、かつて僕自身が経験した、お客様への「申し訳なさ」がきっかけでした。
会社の方針で「利益優先」を求められる中、お客様にとって本当に最善とは言えない選択肢を提案せざるを得なかった時期もあったんです。その時、心底思ったんですよ。「お客様は、何十年も続く生活を幸せにするために家を買うんだ。契約書にハンコを押した瞬間がゴールじゃない」って。
家って人生で一番高い買い物でしょう? だからこそ、僕は今、組織のノルマに縛られずに、お客様にとっての「リスク」を先に伝え、将来後悔しない選択肢だけを提案するスタンスを貫いています。
「家庭用蓄電池」。ここ数年、災害への備えや電気代削減の観点から、導入を検討するご夫婦がめちゃくちゃ増えています。特に、僕のブログを読んでくださる30代後半の共働きのご夫婦だと、防災意識も高くて、お子さんのことを考えて「そろそろ蓄電池も…」って真剣に考えている人も多いんじゃないでしょうか。
でも、僕がお客様と話していると、こんな声を聞くことがよくあります。
「うち、この前蓄電池つけたんですけど、停電の時にIHもエアコンも使えなかったんですよ。高いお金払ったのに、なんか騙された気分で…」
「営業の人から『これがあれば安心ですよ!』って言われて契約したんですけど、いざ停電してみたら、全然思った通りじゃなくて。夜な夜な『本当に今買ってよかったのかな?』って不安で…」
分かります、その気持ち、めちゃくちゃよく分かります。
だって、家と同じくらい、いや、それ以上に「もしも」のために高いお金を払ったのに、いざという時に期待通りの働きをしてくれないって、こんなにがっかりすることはないですよね。
ネットの情報は「メリットばかり」が強調されがちだし、住宅展示場の営業マンは「勢い」で話を進めてくることも少なくない。
専門用語が分からなくて、「誰か、損得抜きで相談に乗ってくれる人はいないか」と探しているあなたのために、今日の記事では、蓄電池の「営業トークの裏側」や「プロしか知らない落とし穴」、そして「災害時のリアルな実力」を、業界に20年以上いる僕が、正直ベースでぜんぶ公開していきます。
安心して「人生の拠点」を選び、そして守れるように、僕が知り得るすべての情報をお伝えしますね。
ぜひ最後まで読んで、あなたの不安を少しでも安心に変えるヒントを見つけていってください。
もし、この記事を読んで「これは良い情報だ!」と感じてもらえたら、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。あなたの家づくりの「駆け込み寺」になれたら、これほど嬉しいことはありません。
蓄電池、導入したけど「これじゃ意味ないじゃん!」って絶望してない?
蓄電池、本当に便利なものですよ。普段の電気代を抑えるのにも役立ちますし、何より災害時の安心感は大きい。
でもね、「万能の電池」だと思って導入すると、痛い目を見ることが少なくないんです。
特に多いのが、冒頭でも話した「停電時にIHもエアコンも使えなかった!」という声。これ、本当に多いんですよ。
高額な初期投資をして、「これで災害時も安心だ!」って思ってたのに、いざという時に一番使いたい家電が動かない。これじゃあ、「何のために入れたんだ…」って絶望しちゃいますよね。
なんでこんなことが起こっちゃうのか?
実はこれ、蓄電池の「タイプ」と「電力の基本的な仕組み」を、導入前にしっかり理解できていなかったり、営業サイドから十分に説明がなかったりする場合がほとんどなんです。
もちろん、営業マン全員が悪いわけじゃない。でも、契約を急ぐあまり、デメリットや限界をサラッと流してしまうケースも、正直ゼロじゃないんですよ。
だからこそ、今日の記事では、あなたが後悔しないために、この「蓄電池の罠」を徹底的に解説していきますね。
ちょっと耳の痛い話もあるかもしれませんが、僕も経験者なので、安心してついてきてください。
【結論】災害時に本当に困らない蓄電池を選ぶなら、ここを理解しとかないとダメ!
まず、結論から言っちゃいましょう。
災害時に「思った通りに使えない!」って後悔しないために、蓄電池を選ぶ上で絶対に理解しておくべきポイントは、この2つです。
- 蓄電池の「タイプ」:【全負荷型】と【特定負荷型】の違いを明確に理解すること。
- 家電の「消費電力」と蓄電池の「出力(kW)」、「容量(kWh)」の関係性を知ること。
これだけ聞くと、「うわ、なんか専門用語がいっぱい出てきた…」って思った人もいるかもしれませんね。
大丈夫、大丈夫。
僕が「親戚のおじさん」目線で、中学生でも分かるように、生活に身近な例え話で解説していきますから。
まずはこの2つのポイントをしっかり頭に入れておくだけで、あなたの蓄電池選び、そして災害への備えが、グッと現実的で確かなものに変わりますよ。
あなたの蓄電池はどっち?「全負荷型」と「特定負荷型」をしっかり解説
さあ、ここが一番のポイントであり、多くの人が勘違いしやすい落とし穴です。
蓄電池には大きく分けて「全負荷型(ぜんふかがた)」と「特定負荷型(とくていふかがた)」の2種類があるんです。
「え、そんなのあるの?」って思ったあなた、そうなんですよ。ここを知らないと、本当に後悔しちゃいます。
特定負荷型って何? – 選ばれし場所だけOK
特定負荷型っていうのは、名前の通り「特定の負荷(電気を使う場所や回路)」にだけ電気を送れるタイプのこと。
例えるなら、「災害時に使えるコンセントの差し口が、あらかじめ決められた場所(例えばリビングと冷蔵庫のところだけ)しかないお家」ってイメージが一番近いかな。
もっと分かりやすく言えば、こんな感じです。
- 冷蔵庫:OK
- リビングの照明:OK
- スマホ充電用のコンセント:OK
- 寝室のコンセント(エアコンやテレビ用):ダメ
- キッチン(IHや電子レンジ用):ダメ
- お風呂の給湯器:ダメ
そう、事前に「ここなら停電しても電気が使えますよ」と決めておいた回路だけが、蓄電池からの電気を受け取れるんです。
これだけ聞くと、「え、不便じゃない?」って思うかもしれませんよね。
でもね、特定負荷型にはメリットもあって、導入コストが比較的安く抑えられることが多いんです。必要な部分だけをバックアップするから、システムもシンプルで済むんですね。
だから、「とにかく最低限、冷蔵庫と照明、あとスマホが充電できればいいかな」っていう人には、選択肢の一つとしてはアリなんです。
ただ、災害時に「いつも通りに生活したい!」とか「IHで調理したいし、夏はエアコン使いたい!」って思ってる人が、これを選んでしまうと…どうなるか、もう想像できますよね。
全負荷型って何? – 家まるごとOK
じゃあ、全負荷型ってのは何か。
これはもう、特定負荷型の逆で、「家じゅうすべての電気回路を蓄電池でバックアップできるタイプ」だと思ってください。
例えるなら、「災害時でも、家の中のどのコンセントも、普段と変わらず使えるお家」みたいなイメージです。
これなら、IHもエアコンも、お風呂の給湯器だって、普段とほぼ同じように使える可能性が出てきます。
「おお!それなら安心じゃん!」って思うでしょう?
そうなんですよ、全負荷型は災害時の安心感が段違いです。
でもね、もちろんデメリットもあります。
それは、特定負荷型に比べて導入コストがやっぱり高くなること。家全体の回路をカバーするためのシステムになるから、どうしても費用がかさんじゃうんです。
それと、もう一つ大事なこと。
全負荷型だからといって、「無限に電気が使える」わけじゃないってこと。ここ、めちゃくちゃ重要です。
「え、そうなの?」
ですよね、ですよね。ここが次のポイント、「消費電力」と「出力」の話につながってくるんです。
IHもエアコンも使いたい!「消費電力」と「出力」のリアルな関係って?
さて、ここが「IHやエアコンが使えない!」って嘆く人が陥りがちな、もう一つのポイントです。
全負荷型を選んだとしても、IHやエアコンが使えない場合があるって言いましたよね。それが、蓄電池の「出力(kW)」と「容量(kWh)」の話なんです。
これ、ちょっとややこしいんですけど、これも簡単な例えでいきましょう。
蓄電池を「水の入ったバケツ」だと思ってください。
- 容量(kWh:キロワットアワー):これはバケツの「大きさ」だと思ってください。バケツが大きいほど、たくさんの水を貯めておける、つまり「たくさんの電気を貯めておける」ってことです。
- 出力(kW:キロワット):これはバケツの底についている「蛇口の太さ」だと思ってください。蛇口が太いほど、一度にたくさんの水をドバーッと出せる、つまり「一度にたくさんの電気を使える」ってことなんです。
どうですか、イメージできました?
「うーん、なんとなく…」
ですよね。じゃあ、具体的な家電で考えてみましょう。
家電の「消費電力」ってどれくらい?
家にある家電って、それぞれ電気を消費する量が違います。
ざっくりとですが、目安となる消費電力(kW)を見てみましょうか。
- LED照明(リビング):0.01kW~0.05kWくらい(とっても少ないですね)
- スマホ充電:0.01kW~0.02kWくらい
- 冷蔵庫:0.1kW~0.4kWくらい(常に動いてるけど、消費電力は意外と控えめ)
- テレビ:0.05kW~0.2kWくらい(画面サイズや機種によります)
- 電子レンジ:1.0kW~1.5kWくらい(短時間だけど一気に使います)
- ドライヤー:0.8kW~1.2kWくらい
- エアコン:0.5kW~2.0kWくらい(設定温度や外気温でかなり変動します)
- IHクッキングヒーター:2.0kW~5.0kWくらい(めちゃくちゃ使います!)
- エコキュートなどの給湯器:瞬間的に2.0kW~5.0kW以上(お湯を沸かす時はかなりパワフル)
見てください、IHクッキングヒーターやエアコン、給湯器って、他の家電と比べて桁違いにたくさんの電気を「一度に」使いますよね?
これがまさに、「蛇口の太さ(出力)」の話なんです。
蓄電池の「出力(kW)」が足りないと…
例えば、あなたが持っている蓄電池の「出力(蛇口の太さ)」が3kWだったとしましょう。
この3kWっていうのは、「同時に合計3kWまでの電気なら使えますよ」って意味です。
もし、停電中にあなたがIHクッキングヒーター(仮に3.5kW使うとします)をつけようとしたらどうなると思いますか?
そうです、蓄電池の蛇口の太さが足りないから、IHは動きません。
あるいは、IHは動いたとしても、同時にエアコン(1.5kW)をつけようとしたら、合計で3.5kW + 1.5kW = 5kWになっちゃって、蓄電池の3kWの出力制限を超えちゃうから、最悪ブレーカーが落ちたみたいに電気が使えなくなっちゃうんです。
これが、「全負荷型なのにIHもエアコンも使えない!」って言われちゃう一番の理由なんですよ。
せっかく大容量の「大きなバケツ(kWh)」を持っていたとしても、そのバケツの「蛇口が細かった(kWが低かった)」ら、一度に大量の水を出すことはできませんよね?
「うっ、なるほど…。うちの蓄電池、たぶん蛇口が細いやつだったのかも…」
そうなんですよ。ここ、導入前に営業マンがしっかり説明してくれていましたか?「安心ですよ!」の一言で終わってませんでしたか?
だからね、もしIHやエアコンを災害時も使いたいなら、蓄電池の「出力(kW)」が、それらの家電を同時に動かすのに十分な太さ(kW)があるか、そして「容量(kWh)」がどれくらいの時間使えるのかを、事前にしっかり確認しておく必要があるんです。
高額な投資だからこそ、この「出力」と「容量」のバランス、そして「全負荷型か特定負荷型か」を理解することが、後悔しないための絶対条件になりますよ。
実際に被災したら蓄電池ってどれくらい役に立ったの?【リアル体験談】
ここからは、僕がお客様と接してきた中で、実際に被災された方々から聞いたリアルな蓄電池の体験談をいくつかご紹介しますね。
もちろん、個人が特定されないように、情報は少し加工していますが、本質は変わっていません。
「営業トーク」じゃない、現場の生の声として聞いてみてください。
体験談1:特定負荷型で「最低限」は助かったけど…(30代後半・共働き夫婦・お子さん2人)
「〇〇さん、うちの蓄電池、この前の台風の停電で初めて使いましたよ。導入してよかったとは思うんですけど、ちょっとモヤモヤするところもあって…」
そう話してくれたのは、以前、僕が担当したご夫婦でした。
このご家庭が導入したのは、特定負荷型の蓄電池。奥様のご要望で、冷蔵庫とリビングの照明、あとスマホの充電ができるように数ヶ所のコンセントを選んで設置していました。
停電は丸一日続き、夜にはすっかり暗闇に包まれました。
「冷蔵庫が止まらなかったのは本当に助かりましたね。食料が無駄にならずに済んだのは大きかった。子どもたちも、リビングの明かりがあるだけで『真っ暗じゃない!』って安心したみたいで。」
ここまでは、蓄電池の恩恵をしっかり受けられたようです。
でも、ここからが「モヤモヤ」の部分。
「ただ、やっぱり困ったのは食事でした。うちはオール電化でIHなんですけど、特定負荷なのでキッチンは電気が来なくて…。結局、カセットコンロを引っ張り出してきて、それでご飯を作りました。夏だったからエアコンも使えなくて、夜は窓を開けてしのぎましたけど、蒸し暑くて寝苦しかったですね。」
奥様は、特に小さなお子さんがいる中で、IHが使えなかったことと、夏の暑さでエアコンが使えなかったことが、精神的にも肉体的にも負担だったと話してくれました。
「特定負荷型で費用を抑えたのは良かったんですけど、やっぱり、もう少し奮発して全負荷型にしとけばよかったかな…って、今になって思いますね。何より、あの時感じた『普段通りにできない不便さ』は想像以上でした。」
このご家庭では、最低限の生活は維持できたものの、「普段通りの快適さ」からは遠く、後悔の念が残ってしまったようです。
体験談2:全負荷型だけど「出力不足」でまさかの事態(40代前半・ご夫婦)
次に紹介するのは、全負荷型の蓄電池を導入していたご夫婦のケースです。
「うちのは全負荷型だから大丈夫だと思ってたんですよ!まさか、エアコンもIHも使えないなんて…」
そう言って肩を落としていた旦那様の言葉が忘れられません。
このご家庭は、築数年のオール電化住宅で、停電時の安心を考えて、当時としては比較的大容量で「全負荷対応」を謳う蓄電池を導入していました。
ある日、地域一帯で広範囲停電が発生。幸い、数時間で復旧したものの、その間の体験が旦那様の蓄電池に対するイメージを大きく変えたそうです。
「停電した時、すぐに蓄電池に切り替わって、家じゅうの照明はついたんです。テレビも動いたし、最初は『やっぱり全負荷型は違うな!』って安心しましたよ。」
しかし、問題はここから。
「妻がご飯を作ろうとIHをつけたら、一瞬動いてすぐに電気が落ちちゃったんですよ。蓄電池のブレーカーが落ちたみたいに。あれ?と思って、今度はエアコンをつけたら、また落ちて…。」
そうなんです。
このご家庭の蓄電池は「全負荷型」ではありましたが、当時の最大出力が3kW程度だったため、消費電力の大きなIHクッキングヒーターやエアコンを同時に使うと、蓄電池の出力上限を超えてしまい、安全装置が働いて電気が止まってしまったんです。
「結局、冷蔵庫と照明、テレビくらいしかまともに使えませんでした。妻は『IH使えないなら意味ないじゃん!』って怒るし、僕は『全負荷型って言われたのに…』ってがっかりして。災害時だから仕方ないとは思いつつも、高いお金払ったのにこの程度か…って、正直、導入した意味を見失いかけましたね。」
全負荷型だからといって「何でも使える」わけではない、という典型的な例でした。特に、古い型の蓄電池や、出力が抑えられた普及価格帯のモデルだと、こうしたケースは珍しくありません。
体験談3:太陽光×蓄電池×エコキュートで「ほぼいつも通り」だった例(50代ご夫婦)
最後に、比較的うまく蓄電池を活用できたご家庭の例もご紹介しましょう。
このご夫婦は、数年前に新築で家を建てた際に、大容量の太陽光発電と、高出力の全負荷型蓄電池、そして「お湯を沸かす時間を調整できるエコキュート」をセットで導入していました。
数日間の停電に見舞われた時も、このシステムが真価を発揮したそうです。
「もちろん、普段よりは節約しましたけど、冷蔵庫もIHもエアコンも、一応使えましたよ。テレビも見れたし、夜も真っ暗にならなかった。何より、お風呂もシャワーが使えたのは大きかったですね。」
このご家庭では、日中の太陽光発電で発電した電気を蓄電池に貯め、それを夜間や朝に使うというサイクルが、停電時にもしっかり機能しました。
特に、電力消費の大きいエコキュートについては、停電時に「沸き上げ時間」を調整し、太陽光がしっかり発電している日中に沸かすように工夫したそうです。
「正直、導入費用はかなり高かったですよ。でも、あの何日間の停電を経験して、『本当にこの家にして良かった』って思いましたね。精神的な安心感が全然違いました。普段通りの生活とまではいかないけど、最低限どころか、かなり快適に過ごせたと思います。」
この事例から分かるのは、単に蓄電池を入れるだけでなく、太陽光発電システムとの連携、高出力・大容量の全負荷型を選ぶこと、そして家電の使用タイミングを工夫するといった、総合的な視点での準備が、災害時の「安心」に繋がるということです。
どうですか? リアルな声を聞くと、蓄電池の選び方や活用法について、少しイメージが湧いてきたんじゃないでしょうか。
「うーん、うちの蓄電池は結局どうなんだろう…」って不安になったあなた、大丈夫ですよ。ここからが本番です。後悔しないために、今からできることを一緒に考えていきましょう。
後悔しないために!蓄電池導入を検討中のあなたが今すぐやるべきこと
蓄電池は、決して安い買い物ではありません。
だからこそ、導入後に「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないために、そして、もし既に導入していて「意味なかった…」と感じているなら、その価値を最大限に引き出すために、今からできることを具体的にご紹介しますね。
僕が長年、お客様と向き合ってきた中で培った「プロの視点」で、損得抜きでお伝えします。
自分の「もしも」を具体的に想像する練習をしよう
これ、一番大事なことです。
「災害時だから、まあ仕方ないか…」
そう思ってしまいがちですが、災害時のあなたは「どんな生活を送りたいか」「何ができれば安心か」を具体的に想像してみてください。
「いや、そんなこと言われても、想像つかないよ…」
ですよね、普段の生活からいきなり災害をイメージするのは難しいものです。
じゃあ、こんな質問を自分にしてみてください。
- 停電が3日間続いたら、何が一番困る?
- 冷蔵庫の中身?
- 夏の暑さで寝苦しいこと?
- お風呂に入れないこと?
- スマホが充電できないこと?
- 夜が真っ暗なこと?
- IHが使えないから食事の準備ができないこと?
- 子どもの宿題や遊びに電気が使えないこと?
- その「一番困ること」を解決するために、最低限、何があれば良い?
- 冷蔵庫だけでも動けばOK?
- 扇風機くらいは動かしたい?
- シャワーが使えると助かる?
- スマホだけ充電できれば十分?
- リビングの照明だけでいい?
- カセットコンロがあるからIHはなくてもいい?
- どうしても使いたい家電は何? それは同時に使いたい?
- IHとエアコンを同時に使いたいのか、それともどちらか片方でいいのか?
- テレビやパソコンは必須か?
この練習をすることで、あなたにとって「全負荷型が必要なのか」「特定負荷型で十分なのか」が、具体的な家電と紐づいて見えてきます。
漠然とした「安心」ではなく、具体的な「できること」に焦点を当てることで、必要な蓄電池のスペック(容量と出力)も明らかになるはずです。
営業マンの「言わないこと」を見抜くコツ
蓄電池の営業マンは、当然ながら「良いところ」をたくさん話してくれます。
でもね、僕が長年業界にいて思うのは、「良いところ」を話すのは当たり前だけど、「言わないこと」や「サラッと流すこと」にこそ、重要な情報が隠されているってことです。
じゃあ、どうやって見抜けばいいのか?
それは、「具体的な質問」をすること、これに尽きます。
僕がお客様によくアドバイスするのは、こんな質問をぶつけてみることです。
- 「この蓄電池は『全負荷型』ですか?それとも『特定負荷型』ですか?」
- → まずはここを明確に。特定負荷型なら「どの回路が使えるんですか?」と具体的に聞いてみましょう。
- 「停電時に、IHクッキングヒーターとエアコンを同時に使えますか?その時の最大出力は何kWですか?」
- → ここで「同時」という言葉を使うのがミソ。営業マンが「使えますよ!」と答えても、具体的に「IH(2.5kW)とエアコン(1.5kW)を同時に使うと合計で4kWになりますが、この蓄電池の出力(例:3kW)で足りるんですか?」と突っ込んでみましょう。
- 「〇〇(あなたの家にある一番大きな消費電力の家電)は停電時に使えますか?」
- → エコキュートや給湯器など、普段意識しない高出力家電についても聞いてみましょう。
- 「もし停電中に蓄電池の電力がなくなったら、どうなりますか?太陽光発電があれば、日中は充電できますか?」
- → 蓄電池は「貯めておける量」に限りがあります。日中の太陽光発電との連携も確認しておくといいでしょう。
- 「導入後のメーカー保証や、災害時の故障対応はどうなっていますか?」
- → 長く使うものだからこそ、アフターサービスは重要です。
こんな風に、具体的な質問をすることで、営業マンは「サラッと流す」ことができなくなります。
もし、あいまいな返答だったり、専門用語で煙に巻こうとしたりしたら、それはちょっと怪しいサインかもしれません。
「お客様、このモデルはですね…」って、自信満々に説明してくれる営業マンもいますが、そこが「本当にあなたにとって最適か」は別の話ですからね。
そして、もう一つ大事なこと。
「複数の業者から見積もりを取ること」
これは、家を買う時と一緒です。色々な会社の提案を聞き、比較検討することで、それぞれのメリット・デメリット、そして価格の妥当性が見えてきます。
焦らず、じっくりと、あなたの「親戚のおじさん」に相談するような気持ちで、納得いくまで質問をぶつけてみてください。
蓄電池だけじゃない!「分散型災害対策」のススメ
ここまで読んで、「やっぱり蓄電池、高そうだし、思った通りにいかない部分もあるのか…」って思った人もいるかもしれませんね。
でも、諦める必要は全くありません。
災害への備えは、何も高価な蓄電池だけに頼る必要はないんですよ。
僕がおすすめするのは、「分散型災害対策」という考え方です。
これは、蓄電池の「足りない部分」を、他のアイテムで補完して、リスクを分散させるっていう考え方ですね。
- ポータブル電源:これはもはや災害時の必需品と言ってもいいでしょう。スマホの充電はもちろん、小型の電気毛布や扇風機、ノートパソコンなども使えます。蓄電池と併用すれば、より多くの家電をカバーできますし、持ち運びもできるので、避難所に行く際にも役立ちます。
- カセットコンロ&ガスボンベ:IHクッキングヒーターが使えない時の、調理の強い味方です。ガスボンベもいくつかストックしておけば、数日間の停電でも温かい食事ができます。
- 石油ストーブ/ガスファンヒーター:冬場の停電では、暖房器具は命綱です。電気を使わないタイプや、非常用電源で動くタイプを検討するのも良いでしょう。
- 車の活用(V2HシステムやEV/PHEV車):もし電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)を持っているなら、それはまさに「走る蓄電池」です。V2H(Vehicle to Home)システムを導入すれば、車から直接家に電気を供給することも可能になります。そうでなくても、車内のUSBポートでスマホを充電したり、ACコンセントで簡易家電を使ったりできます。
- 乾電池式ラジオ/懐中電灯:基本的なことですが、情報収集と明かりの確保は最優先です。ソーラー充電式のランタンなども、一つあると重宝しますよ。
「え、そんなに色々準備しなきゃダメなの?」
いやいや、そうじゃありませんよ。
「蓄電池があれば全て解決!」という過度な期待を捨てて、「蓄電池で賄える範囲と、足りない部分をどう補うか」という視点を持つことが大事なんです。
この「分散型災害対策」をしっかり考えれば、たとえ特定負荷型の蓄電池しか導入できなかったとしても、あるいは、まだ蓄電池を導入していなくても、災害時への「真の安心」を手にすることができます。
無理のない範囲で、できることから準備を進めていくことが、何よりも大切ですよ。
まとめ:「後悔」を「安心」に変えるために、今日からできること
「高額な初期投資をしたのに、いざ停電した時にIHもエアコンも同時に使えないスペックだと知り、導入意義を見失っているあなたへ」
今日の記事では、そんなあなたの不安や疑問に、僕自身の経験とプロの視点から正直にお答えしてきました。
蓄電池は、決して万能のアイテムではありません。
しかし、その「タイプ(全負荷型・特定負荷型)」と「出力(kW)」「容量(kWh)」をしっかり理解し、あなたの「もしもの時の具体的なニーズ」と照らし合わせることで、「後悔」を「安心」に変えることができる、本当に頼りになる存在になります。
今日、僕が一番伝えたかったことは、これだけです。
「蓄電池選びは、漠然とした安心感だけで決めちゃダメだよ。自分の暮らしを具体的に想像して、数字(kWとkWh)をしっかり見て、分からないことは納得いくまで聞くことが、何よりも大切なんだよ。」
もし、あなたが今、蓄電池の導入を検討しているのであれば、今日の記事を参考に、もう一度、あなたの「もしも」を具体的に想像してみてください。
そして、営業マンの話を鵜呑みにせず、今日僕が話したような「具体的な質問」を投げかけてみてください。
既に導入済みで「意味なかった…」と落ち込んでいるあなたも、大丈夫。
あなたの蓄電池のスペックをもう一度確認し、足りない部分はポータブル電源やカセットコンロなどの「分散型災害対策」で補うことで、今の状況を改善することは十分可能ですからね。
家は人生で一番高い買い物です。そして、その家を守るための設備も、同じくらい真剣に考える価値があります。
僕はお客様の「不安な表情」が、鍵をお渡しする日に「笑顔」に変わる瞬間が何よりも好きなんです。
今回の蓄電池の件も、あなたの不安が少しでも軽くなり、安心して暮らせるきっかけになれたら、本当に嬉しいです。
もし、また何か困ったことがあれば、いつでも僕のブログを訪ねてきてくださいね。
「不動産業界に詳しい親戚のおじさん」として、いつでもあなたの駆け込み寺になれるように、ここで待っていますから。

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